女性の髪型でボリュームを出すには、根元を立ち上げて乾かすこと、分け目を固定しないこと、髪の長さや段を調整することが基本です。髪が細い人は軽いスタイリング剤を使い、髪が多い人は表面だけをふんわりさせると、広がりすぎず自然に仕上がります。
髪型でボリュームを出す方法
髪型を変えるなら、トップに高さが出やすい「レイヤースタイル」や、毛先に動きが出る「ボブ」が向いています。髪質や顔の形によって似合う長さは変わるため、次の特徴を目安に選びましょう。
| 髪型 | ボリュームが出る部分 | 向いている人 |
|---|---|---|
| レイヤー | トップや毛先 | 髪に動きを出したい人 |
| ショートボブ | 後頭部やトップ | 根元を立ち上げやすくしたい人 |
| 肩上のボブ | 毛先やサイド | 髪を長くしすぎず、丸みを出したい人 |
| ゆるいパーマ | 全体のシルエット | 毎日のセット時間を短くしたい人 |
トップにレイヤーを入れる
トップの髪を少し短くするレイヤーは、髪の根元がつぶれにくく、頭頂部に高さを出しやすい方法です。ただし、レイヤーを入れすぎると毛先が軽くなり、髪が広がることがあります。
美容室では「トップはふんわりさせたいが、毛先は薄くしすぎたくない」と伝えると、希望のボリュームとまとまりのバランスを相談しやすくなります。
ボブで後頭部に丸みを出す
後頭部がぺたんこになりやすい人は、襟足をすっきりさせ、後頭部に丸みを残したボブが候補になります。毛先がそろったボブは、髪の重さを生かして形を保ちやすいのが特徴です。
ドライヤーで根元を立ち上げる手順
自宅で最も取り入れやすいのは、髪が乾く前に根元の向きを整える方法です。乾いた後に根元を持ち上げようとしても形がつきにくいため、タオルドライ後に行います。
- タオルで髪を押さえ、水分をできるだけ取ります。髪を強くこすらず、根元から毛先へやさしく拭きます。
- 分け目と反対方向へ髪を流し、根元にドライヤーの風を当てます。
- 根元が乾いたら、今度は髪を流したい方向へ戻して乾かします。
- トップの髪を指で持ち上げ、下から温風を当てます。
- 最後に冷風を当てて、立ち上げた根元を落ち着かせます。
分け目を左右に動かしながら乾かすと、同じ場所で髪が割れにくくなります。ドライヤーを近づけすぎると髪や頭皮に負担がかかるため、熱さを感じない距離から風を当ててください。
髪の長さ別にボリュームを出すコツ
ショート・ボブの場合
トップを根元から持ち上げて乾かし、襟足は首に沿わせると、頭の形にメリハリが出ます。毛先をすべて外へはねさせるより、表面だけを内側または後ろへ流すと、自然な丸みを作りやすくなります。
ミディアムの場合
髪が肩に当たる長さは、毛先が外へはねてトップがつぶれやすくなります。トップを先に乾かし、毛先は最後に整えると、根元のボリュームを残せます。
顔周りにレイヤーや毛流れを作ると、トップがぺたんこでも全体のシルエットに動きが出ます。
ロングの場合
ロングヘアは髪の重さで根元がつぶれやすいため、頭を下げた状態で根元を乾かす方法が役立ちます。根元が乾いたら頭を起こし、表面だけをブラシや手ぐしで整えます。
毛先に重さを残しすぎるとトップとの高低差が目立つことがあるため、必要に応じて顔周りや表面に軽い段を入れます。
スタイリング剤でふんわり感を保つ方法
ボリュームを出したいときは、重いオイルやバームを根元につけないことが大切です。根元がつぶれやすい人は、軽いミストやフォームを少量使い、根元を避けて毛先中心になじませます。
- 細くて柔らかい髪:軽いフォームやミストを少量使う
- 乾燥しやすい髪:毛先だけに少量のヘアクリームを使う
- 広がりやすい髪:根元は立ち上げ、表面と毛先を少量のオイルで整える
- 崩れやすい髪:根元を持ち上げた状態で、スプレーを離れた位置から吹きかける
スタイリング剤を一度に多くつけると、髪が重くなってボリュームが失われます。まず少量を手のひらに広げ、足りない部分だけ追加してください。
前髪と分け目のボリュームを出す方法
前髪が割れる場合は、髪が濡れているうちに分け目を消すことがポイントです。前髪を左右に振りながら根元を乾かし、最後に希望する方向へ流します。
前髪を真上に持ち上げて乾かしすぎると、不自然に浮くことがあります。根元を軽く立ち上げた後、毛先をブラシやカーラーで整えると、自然なふんわり感になります。
ボリュームが出にくくなる原因と対策
| 原因 | 対策 |
|---|---|
| 髪の根元が濡れたまま | 根元から先に乾かす |
| 分け目がいつも同じ | 乾かすときに左右へ動かす |
| スタイリング剤のつけすぎ | 毛先中心に少量使う |
| 髪が長く重い | レイヤーやボブを検討する |
| トップを強くすきすぎている | 毛先の厚みを残すカットを相談する |
髪の量が少なく見えるときの注意点
一時的に髪がぺたんこになるだけなら、乾かし方やカットで改善できる場合があります。一方で、急に抜け毛が増えた、分け目が広がってきた、頭皮のかゆみや赤みがあるといった変化が続く場合は、髪型だけで判断せず、皮膚科などの医療機関に相談してください。
髪の状態には、年齢、体調、薬、生活環境など複数の要因が関係する可能性があります。限られた見た目だけで原因を決めつけないことが大切です。
自分に合うボリュームの出し方を選ぶには
まずは、髪を洗った後に根元を左右へ動かしながら乾かす方法を試してください。それで足りない場合は、髪質に合う軽いスタイリング剤を少量使い、次のカットでトップや後頭部の形を美容師に相談します。
細い髪は「軽くしすぎないこと」、広がりやすい髪は「根元だけを立ち上げて毛先を整えること」が選ぶときの目安です。ボリュームを出す基本は、根元を先に乾かし、髪型とスタイリング剤を髪質に合わせることです。







