女性の頭皮の乾燥・フケ・抜け毛は、洗いすぎや空気の乾燥だけでなく、脂漏性皮膚炎、ヘアカラーなどの刺激、産後や更年期のホルモン変化、栄養不足、甲状腺の病気などが関係することがあります。フケと抜け毛が同時にある場合は、頭皮の状態を整えながら、抜け毛の続き方やほかの症状も確認することが大切です。
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女性の頭皮に乾燥・フケ・抜け毛が起こる主な原因
原因は一つとは限りません。フケの性質、頭皮の赤みやかゆみ、抜け毛の範囲、起こった時期を手がかりに考えます。
洗いすぎや洗浄力の強いシャンプー
熱いお湯、強い力での洗髪、洗浄力の強いシャンプーの使いすぎは、頭皮のうるおいを保つ皮脂まで落とし、乾燥や細かいフケを招くことがあります。洗髪後につっぱる、粉のようなフケが落ちる場合は、洗い方や製品が合っていない可能性があります。
空気の乾燥や紫外線
冬の乾燥した空気、冷暖房、紫外線などによって頭皮の水分が失われることがあります。頭皮が乾燥すると、かゆみが出て爪でかき、角質がはがれてフケが増えることもあります。
脂漏性皮膚炎
頭皮の赤みや強いかゆみがあり、黄色っぽくべたつくフケが繰り返す場合は、脂漏性皮膚炎の可能性があります。皮脂や皮膚にいる常在菌などが関係しますが、見た目だけで自己判断はできません。
乾燥が原因と思って保湿だけを続けても改善しない場合や、眉、鼻のわき、耳の周囲にも赤みやフケがある場合は、皮膚科で相談してください。
ヘアカラーや整髪料による刺激・かぶれ
ヘアカラー、パーマ、シャンプー、トリートメント、整髪料などが刺激となり、頭皮の赤み、かゆみ、ヒリヒリ感、フケを起こすことがあります。使用した直後から症状が出た場合は、原因になった可能性のある製品の使用を中止し、症状が続くなら皮膚科を受診します。
ホルモン変化や体調の変化
産後は、妊娠中に増えた髪が一時的に抜けやすくなることがあります。また、更年期などのホルモン変化、強いストレス、発熱を伴う病気、急なダイエットなどをきっかけに、しばらくして抜け毛が増える場合もあります。
ただし、抜け毛を年齢やホルモンのせいだと決めつけることはできません。貧血、甲状腺の異常、皮膚の病気などが隠れていることもあるため、長引く場合は医療機関で確認します。
栄養不足や極端なダイエット
食事量を極端に減らしたり、たんぱく質や鉄などの栄養が不足したりすると、髪の成長に影響することがあります。月経量が多い人、食事制限をしている人、疲れやすさや息切れがある人は、抜け毛とあわせて医師に相談するとよいでしょう。
乾燥によるフケと、脂っぽいフケの見分け方
細かく白い粉のようなフケで、頭皮がつっぱる場合は乾燥が関係しやすく、黄色っぽく湿ったフケや赤み、強いかゆみがある場合は皮膚炎などが疑われます。ただし、これは判断の目安であり、フケの見た目だけで原因を確定することはできません。
| 状態の目安 | 考えられる要因 | 確認したい症状 |
|---|---|---|
| 白く細かい、粉のようなフケ | 乾燥、洗いすぎ、刺激 | つっぱり、乾燥、軽いかゆみ |
| 黄色っぽい、湿っている、べたつくフケ | 脂漏性皮膚炎など | 赤み、強いかゆみ、繰り返す症状 |
| 部分的に髪が抜ける | 円形脱毛症など | 境目のはっきりした脱毛、眉毛の脱毛 |
| 全体的に抜け毛が増える | 体調変化、産後、栄養不足など | 始まった時期、急な体重減少、疲れやすさ |
自宅でできる頭皮の乾燥・フケ対策
乾燥が疑われる場合は、頭皮への刺激を減らし、洗髪後の乾燥を防ぎます。症状が強い場合や改善しない場合は、セルフケアだけで様子を見続けないでください。
- ぬるめのお湯で予洗いする。髪と頭皮を十分にぬらし、熱すぎるお湯を避けます。
- シャンプーを手のひらで泡立てる。爪を立てず、指の腹で頭皮をやさしく洗います。強くこすってフケを落とそうとしないでください。
- すすぎを十分に行う。生え際、耳の周囲、えり足に洗浄料が残らないように流します。
- タオルで水分を押さえ、早めに乾かす。濡れたまま放置せず、ドライヤーは頭皮から離して使います。熱風を同じ場所に当て続けないようにします。
- 頭皮に合わない製品をいったん中止する。使用後に赤みやヒリヒリ感が出た製品は、症状が落ち着くまで使わないようにします。
乾燥が気になる場合でも、洗髪回数を極端に減らしたり、フケを無理にこすり取ったりするのは避けます。洗髪の頻度は、汗や皮脂の量、髪質、使用している製品に合わせて調整してください。
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フケ用・薬用シャンプーを使うときの注意点
フケやかゆみ向けの製品には、原因や症状に応じた成分が含まれているものがあります。使う場合は、パッケージに記載された対象症状、使用方法、使用期間を確認してください。
使って刺激が強くなった、赤みや腫れが出た、かゆみが悪化した場合は使用を中止します。何種類もの製品を短期間で次々に試すと、どれが合わなかったか分からなくなるため、改善しない場合は皮膚科で相談するほうが安全です。
抜け毛が気になるときに見直すこと
抜け毛は、シャンプーの方法だけでなく、数週間から数か月前の体調や生活の影響を受けることがあります。次の項目を記録すると、受診時にも役立ちます。
- 抜け毛が増え始めた時期
- 全体的に薄くなったのか、特定の場所だけ抜けたのか
- 頭皮の赤み、痛み、かゆみ、膿の有無
- 産後、発熱、手術、強いストレス、急なダイエットの有無
- 月経量の変化、疲れやすさ、体重の変化
- 新しく使い始めた薬、サプリメント、ヘアケア製品
食事は、特定のサプリメントだけに頼らず、主食、主菜、副菜をそろえることを基本にします。鉄やビタミンなどのサプリメントを自己判断で大量に摂取するのではなく、必要性が気になる場合は医師や薬剤師に相談してください。
皮膚科を受診したほうがよい症状
次のような場合は、乾燥だけと考えず、皮膚科を受診してください。
- 赤み、腫れ、痛み、強いかゆみがある
- 黄色くべたつくフケやかさぶたが繰り返す
- 頭皮から出血、膿、液体が出る
- 円形や帯状に、境目がはっきりした脱毛がある
- 眉毛やまつ毛も抜けている
- ヘアカラーなどの後に顔やまぶたが腫れた
- 抜け毛が急に増えた、または対策しても続いている
- 疲れやすさ、息切れ、体重変化など全身の症状がある
顔やまぶたの腫れ、息苦しさ、全身のじんましんなどがある場合は、ヘアカラーなどによる強いアレルギー反応の可能性もあるため、使用を中止して速やかに医療機関へ相談してください。
女性の頭皮の乾燥・フケ・抜け毛への対処の考え方
白く細かいフケとつっぱりが中心なら、洗い方や乾燥対策を見直します。赤みや黄色くべたつくフケ、強いかゆみ、部分的な脱毛があるなら、皮膚科で原因を確認することが優先です。
抜け毛が続く場合は、産後やダイエットなどのきっかけだけで判断せず、頭皮の状態と全身の体調を合わせて見ます。まずは刺激の少ない洗髪に変え、症状の開始時期と変化を記録し、改善しないときは皮膚科を受診してください。
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