女性の抜け毛は更年期以外に何が原因?

女性の抜け毛は更年期以外に何が原因?

女性の抜け毛は、更年期以外にも、一時的な体調変化、鉄不足や甲状腺の病気、薬の影響、頭皮の炎症、女性型脱毛症などが原因になります。抜け毛の量だけで原因を決めることはできず、「いつから」「どのように抜けるか」「ほかの症状があるか」を確認することが大切です。

[sitecraft_ad slot=”sc_vPoGiubuFtfqWsBCb3TDUpGMtNm7FEKC”]

女性の抜け毛で考えられる主な原因

更年期以外の原因は、抜け毛のパターンや始まった時期によってある程度絞り込めます。ただし、複数の原因が重なっている場合もあります。

考えられる原因 抜け方・特徴 見分ける手がかり
休止期脱毛 頭全体の毛が急に増えて抜ける 発熱、手術、強いストレス、急なダイエットなどの数か月後に始まることがある
女性型脱毛症 分け目や頭頂部の髪が少しずつ薄くなる 生え際よりも頭頂部の地肌が目立ちやすい
鉄不足・栄養不足 全体的に髪が細くなり、抜け毛が増えることがある 月経量が多い、疲れやすい、動悸、偏った食事など
甲状腺の病気 頭全体の抜け毛が増えることがある 体重変化、寒がり・暑がり、動悸、むくみ、強い疲労感など
円形脱毛症 円形や楕円形に、境界が比較的はっきり抜ける 短期間で脱毛部分が現れる。眉毛やまつ毛に起きることもある
頭皮の炎症・感染症 頭皮の一部または全体で抜け毛が増える 赤み、かゆみ、フケ、痛み、膿などを伴うことがある
薬や治療の影響 薬の開始・変更後に全体の抜け毛が増えることがある 新しく使い始めた薬や治療との時期が近い

急に抜け毛が増えた場合は「休止期脱毛」の可能性がある

数か月前の発熱、感染症、手術、出産、強いストレス、急激な体重減少などをきっかけに、頭全体の抜け毛が増えることがあります。これは、毛髪の成長サイクルが一時的に変化して起こる「休止期脱毛」と呼ばれる状態です。

きっかけからすぐではなく、しばらく時間がたってから抜け始めることがあるため、直前の出来事だけでなく、数か月前の体調も振り返ります。原因が解消されても、髪の変化が戻るまでには時間がかかる場合があります。

分け目や頭頂部が薄くなるなら女性型脱毛症を確認する

分け目が以前より広がったり、頭頂部の地肌が目立ったりする場合は、女性型脱毛症が考えられます。髪の本数だけでなく、1本1本が細くなることで、全体のボリュームが減って見えることもあります。

女性型脱毛症は更年期に限らず、成人女性に起こる可能性があります。家族に似た薄毛がある場合もありますが、家族歴がないからといって否定はできません。

鉄不足や甲状腺の異常が抜け毛の原因になることもある

鉄不足では、髪への影響だけでなく、疲れやすさ、息切れ、動悸、顔色の悪さなどが現れることがあります。月経量が多い人や、食事制限をしている人では、鉄不足が関係していないか確認する価値があります。

甲状腺の働きが強すぎたり弱すぎたりする場合も、抜け毛が増えることがあります。体重の変化、手の震え、動悸、寒がり、便通の変化、むくみなどを伴う場合は、抜け毛だけで判断せず内科などで相談してください。

鉄不足や甲状腺の異常は、見た目だけでは判断できません。必要に応じて血液検査などで確認します。自己判断で鉄剤やサプリメントを大量に使うのは避け、医療機関に相談しましょう。

[sitecraft_ad slot=”sc_t17U7RkEYYWTnadsDCplIhZkL5jYjxPc”]

円形に抜ける、頭皮に症状がある場合は別の病気を考える

円形や楕円形にまとまって抜けた場合は、円形脱毛症などの可能性があります。抜け毛が急に進む、脱毛部分が増える、眉毛やまつ毛も抜けるといった場合は、皮膚科で確認してください。

赤み、かゆみ、痛み、強いフケ、かさぶた、膿などがある場合は、頭皮の炎症や感染症が関係していることがあります。強くかいたり、市販の育毛剤や刺激の強いヘアケア用品を次々に試したりすると、症状を悪化させることがあるため注意が必要です。

薬や生活習慣が関係することもある

薬の開始や変更後に抜け毛が増えた場合は、薬の影響が疑われることがあります。ただし、自己判断で処方薬を中止しないでください。薬の名前、飲み始めた時期、抜け毛が増えた時期を記録して、処方した医師に相談します。

また、極端な食事制限、たんぱく質不足、睡眠不足、喫煙などが髪の状態に影響することがあります。特定の食品だけを食べる方法や急なダイエットは避け、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を基本にします。

自分の抜け毛の原因を考えるための確認ポイント

原因を考えるときは、抜け毛の本数だけでなく、次の項目を整理すると受診時にも役立ちます。

  • 抜け毛はいつから増えたか
  • 頭全体か、分け目・頭頂部・一部分か
  • 髪が細くなったのか、まとまって抜けたのか
  • かゆみ、赤み、痛み、フケがあるか
  • 数か月前に発熱、感染症、手術、出産、強いストレスがあったか
  • 急な体重減少や食事制限をしていないか
  • 月経量の増加、疲れやすさ、動悸、体重変化などがないか
  • 新しく始めた薬や治療がないか

毎月同じ明るさ・角度で分け目を撮影すると、変化を比較しやすくなります。洗髪時の抜け毛を一度数えただけでは、原因や病気の有無は判断できません。

早めに皮膚科や内科へ相談したほうがよいケース

次のような場合は、様子を見続けず、皮膚科を中心に医療機関へ相談してください。

  • 円形や帯状に抜けた部分がある
  • 短期間で抜け毛が急に増えた
  • 眉毛やまつ毛にも脱毛がある
  • 頭皮の赤み、痛み、膿、強いかゆみがある
  • 分け目や頭頂部の薄毛が少しずつ進んでいる
  • 強い疲労感、動悸、体重変化、むくみなどを伴う
  • 抜け毛が続き、不安が大きい

受診先に迷う場合、頭皮の状態や脱毛の形が気になるなら皮膚科、疲れやすさや月経・体重の変化など全身症状があるなら内科も選択肢になります。必要に応じて血液検査や頭皮の診察を受け、原因を確認します。

まとめ

女性の抜け毛は、更年期以外にも、休止期脱毛、女性型脱毛症、鉄不足、甲状腺の異常、円形脱毛症、頭皮の炎症、薬の影響などが原因になります。

まずは「抜け方」「始まった時期」「数か月前の体調変化」「頭皮や全身の症状」を整理してください。円形に抜ける、頭皮に炎症がある、急速に進む、全身症状を伴う場合は、皮膚科や内科で確認することが大切です。

[sitecraft_ad slot=”sc_PgotjUrfhKdvXf8mTujblJWXmiGOeQ3O”]